胃がんの原因?ピロリ菌検査
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高齢者ほど感染率が高い?ピロリ菌とは
ピロリ菌は、感染すると人の胃の粘膜に定着する細菌です。
胃潰瘍や胃がん、十二指腸潰瘍などの病気の原因になります。
先進国ほど感染者が少ないとされていますが、日本でも同様に若い世代には少ないです。
ピロリ菌に感染していると胃がんのリスクは高まる?
ピロリ菌に感染すると、胃や十二指腸に下記のような悪影響が起こると報告されています。
- ピロリ菌が出す酵素「ウレアーゼ」が腸の粘膜を傷つける
- ピロリ菌に対する人の免疫反応で炎症が起きる
ピロリ菌に感染している人が胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を発症する割合は、感染していない人に比べて、5〜10倍とも言われています。また、WHO(世界保健機構)も、ピロリ菌を発がん因子として認定しています。
ピロリ菌に感染していても95%は除菌できます
ピロリ菌の除菌には、3種類の飲み薬を、7日間服用する方法が用いられます。1セット目の服用で除菌できなかった場合は、薬の種類を変えて再度7日間服用します。1セット目の治療での除菌率は約75%、2セット目も合わせると約95%の確率で除菌ができます。
まずは感染しているかの検査を行いましょう
将来的なリスクを減らすためにも、ピロリ菌に感染しているかの検査や感染除菌をおすすめいたします。ピロリ菌に感染しているかどうか、下記の検査で判定を行います。
胃カメラを使わない検査
- 血液による抗体検査
- 糞便中抗原測定
胃カメラを用いた検査
- 迅速ウレアーゼ試験
- 鏡検法
当クリニックでも、胃カメラ検査を受けていただけます。 詳細はこちらをご覧ください